死に顔
「自分の死に顔を葬式に参列した人はもちろん、家族にも見せたくはありません。できることなら元気な姿のイメージをもって、送り届けて欲しい」
このように希望する方も多いみたいです。
ですが、「ご遺体を見せない」ということはできませんし、仮にできたとしてもあまりオススメできません。
家族は故人を看取る権利があり、それはある意味では義務でもあります。
なぜなら、その人が死んだことを事実として受け止めなければいけないからです。
ですが家族以外の人に死に顔を見せない方法はあります。
それは家族だけで本葬を行えば良いだけです。
葬儀社側もそれには配慮してくれます。
もしやつれた顔や、事故によって傷ついた顔を見せたくないというのであれば、解消することができます。
外科的な処置によって、健康だったときの顔に近づけることができます。
これをエンバーミングというのですが、処置を行う際は本人の意思だけではできません。
家族の同意のもと、はじめて行うことができます。
もし老いた姿を見せたくないというのであれば、その考え方を改める必要があります。
そもそも命ある者は必ず老いるものです。
たとえアンチエイジングなどの若返り治療の技術が発展したとしても、死には逆らうことはできません。
顔に皺が刻まれ、足腰も弱り、脳だって弱り考える力が衰える。
老いは、都合の悪いことばかりです。
ですが、それだって家族、知人からすれば愛おしいことじゃないですか。
きっと大切な思い出として刻まれているはずですよ。